センター長挨拶

有機エレクトロニクスの世界拠点:持続可能な社会を創るために

 有機エレクトロニクス研究センター(Research Center for Organic Electronics, ROEL)は、2011年に本学が開所した有機エレクトロニクス分野の世界拠点です。これまで、数多くの国家プロジェクトや企業共同研究により、有機EL・有機太陽電池・有機トランジスタの3部門で世界的な研究者が集結し、有機エレクトロニクスの基礎及び世界最先端の研究が推進されてきました。5階建て、5,663㎡ の当研究センターには、有機エレクトロニクスに特化した材料合成設備、クリーンルーム・デバイス作製設備、有機材料及びデバイスの評価・解析設備などが揃えられています。また、山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)、グリーンマテリアル成形加工研究センター(GMAP)、及び有機材料システムフロンティアセンター(FROM)との連携体制により、有機エレクトロニクス・有機材料分野での国際的研究拠点が構築されています。当研究センターでは、2012年文部科学省・JSPS「博士課程教育リーディングプログラム事業」、2019年本学設置「博士課程教育プログラム(フレックス大学院)」、2020年「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」などを通して、次世代グローバルリーダーを担う博士課程学生への教育にも力を入れております。また、経済産業省NEDO・「官民による若手研究者発掘支援事業」や文部科学省・JSPS「国際共同研究加速基金事業」などにより、若手研究者の独立支援・国際競争力の強化も図っております。当研究センターは、今後も有機エレクトロニクスの基盤研究・高度専門教育を継続・発展し、それらの成果を社会に還元できるよう努力していく所存でございます。今後も皆様方のご支援をお願い申し上げます。

有機エレクトロニクス研究センター
センター長   東原 知哉

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