【日 時】 平成30年 7月23日(月曜日) 16:00~17:30
【場 所】 有機材料システムフロンティアセンター(11号館2階 未来ホール)
【講演者】 准教授 室山 真徳 氏 (東北大学 マイクロシステム融合研究開発センター)
【講演演題】 「無機集積化デバイスと有機エレクトロニクスの融合による人工知能向けエッジヘビーセンシングの可能性」
【講演要旨】
人工知能による社会の変革が始まっている。まだ限定的ながら機械学習(特にディープラーニング)を用いて推論や課題解決を人の代わりに行うことができるようになっている。その近年の急激な発展の背景には、革新的なアルゴリズムの開発に加え画像や音声などの大量のデータが利用できるようになってきたという理由もある。さらに人間に近い動作やサービスを実現するためには大量のセンシングデータが必要になる。そのため人、ロボット、車やオフィスなどのエッジの様々な情報を、高精度かつ大量に取ることができるエッジヘビーセンシングが求められている。これまでの半導体技術のおける莫大な資産のある無機によるLSIとMEMSの特性を活かした超小型チップと、有機エレクトロニクスによる大面積かつフレキシブルなデバイスとを、組み合わせ融合することでエッジヘビーセンシングとして理想的なシステムを実現できるのではないだろうか。この点について我々の最新の成果を踏まえながら紹介する。
連絡先: 時任・熊木・関根研究室 (内線:3725)