9月6日(火)午後4時から、有機エレクトロニクス研究センター会議室において、千歳科学技術大学 名誉教授 雀部 博之 先生を講師にお迎えして、第14回有機エレクトロニクス研究センター講演会を開催しました。会場には約60名の研究者・学生が集まり、盛況のうちに終了しました。
千歳科学技術大学 名誉教授 雀部 博之 先生 | 当日の会場の様子 |
9月6日(火)午後4時から、有機エレクトロニクス研究センター会議室において、千歳科学技術大学 名誉教授 雀部 博之 先生を講師にお迎えして、第14回有機エレクトロニクス研究センター講演会を開催しました。会場には約60名の研究者・学生が集まり、盛況のうちに終了しました。
千歳科学技術大学 名誉教授 雀部 博之 先生 | 当日の会場の様子 |
日時 | 2011年9月6日(火)16:00~17:30 |
会場 | 有機エレクトロニクス研究センター4階会議室 |
講師 | 千歳科学技術大学 名誉教授 雀部 博之 先生 |
演題 | 「分子エレクトロニクスから学んだものと今後への展開」 |
分子エレクトロニクス(Molecular Electronic Devices: MED)が世の注目を集める契機となった第1回MED国際フォーラムは1981年に開催されたことを考えると、今年は30周年という記念すべき年といえる。一つの分子がスイッチング機能やメモリ機能を持つとすれば、それらを設計図通りに配列し、分子回路を創製(ボトムアップ)することによって、究極の超高密度電子回路を構築できる、という思想に基づいており、分子設計技法、分子組立技術、分子操作技術を駆使して分子回路の実現を目指した研究開発が行われた。それらは、自己組織化、ナノテクノロジー、生体模倣等の新たな研究分野を生み出す原動力となり、実際に現在の当該分野を牽引している。本講演では、これらの研究展開について演者の経験を踏まえて総括を行い、今後の有機光エレクトロニクスにおいてどのような展開が期待されるかを概観する。