【開催終了】第118回 有機エレクトロニクス研究センター講演会開催について(4月26日)
【開催終了】第118回 有機エレクトロニクス研究センター講演会開催について(4月26日)

日時

平成28年 4月26日(火) 15時00分~16時00分

会場

有機エレクトロニクス研究センター(10号館)4階大会議室

講師

筑波大学 数理物質系 辻村 清也氏、東京理科大学 四反田 功氏

演題

「酵素燃料電池の開発」、「プリンタブルエレクトロミストリーによるバイオデバイス開発」

<講演概要>

(辻村先生)
酵素型燃料電池は,酵素を電極触媒として用いる燃料電池で,糖類や有機酸などの燃料を負極で酸化し,正極で酸素を水に還元することで発電します.電池は非常にシンプルな構造であり,中性付近のpH,室温から体温付近の温度といった非常に穏やかな環境ですることができます.携帯用 電源のみならず,ウェアラブル電源,生体埋め込み電源などへの応用を目指した研究開発が進められていますが,真の実用化を考えたときに,何に応用 するのがベストなのか,という問いに対する明確な答えがあるわけではありません.本講演では酵素型燃料電池の作動原理から,開発の歴史や現状,課題とそれを克服する酵素や電極といった材料開発を紹介し,ユビキタス(ウェアラブル)電源としての将来展望などについて討論を行いたいと思います。

(四反田先生)
我々は,最近スクリーン印刷を中心とした電気化学デバイスの開発および評価を“プリンタブルエレクトロケミストリー(Printable Electrochemisty)”と名付けて,バイオセンシングデバイス,色素増感太陽電池,腐食モニタリングセンサなどの作製と電気化学評価を行ってきた。スクリーン印刷の最も大きな特徴は,多種多様なインクが使用できる点である。本発表では,多種多様なインクを用いて形成した酵素や細胞を印刷したバイオセンサや,参照極などのセンシングデバイスについて紹介したい.また,印刷技術を用いて作製したバイオ燃料電池を搭載した自己駆動型センシングデバイスについても併せて紹介する.



連絡先:  時任研究室 (内線:3725)

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