山形大学は8日、自動車産業など新分野への参入をめざす地域企業を支援すると発表した。同大が強みとするプラスチック成型技術を基に、植物繊維を微細化したナノセルロースなど次世代素材を射出成型でつくる技術開発や材料開発に挑む地方企業の支援ネットワークを構築。販路開拓も支援するなど地域をけん引する企業の創出、成長をめざす。
地域の中核企業形成を促す経産省の「地域中核企業創出・支援事業」に採択された。ネットワーク作りでは山形大など学内外の専門家や取引先となる自動車関連メーカーなど10社程度の参加を見込む。プロジェクトマネジャーは伊藤浩志教授が務め、東北経産局出身の佐竹義美准教授がコーディネーター役となる。
日本経済新聞 地域経済2ページ 2016年6月9日 木曜日
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