山形大学は7日、化粧品などの最先端開発拠点の形成をめざすと発表した。同大で毎年多数開発されている新材料を使って企業との共同研究を進め、年商100億円規模の大型ヘルスケア商品の開発をめざす。殺菌・抗菌あどの効果と塗り心地といった感性の両面を評価して、ヘルスケア関連企業に新材料を提案、5年程度で実用化にこぎつけたい考え。
山形大では毎年数百もの新たな材料が開発されている。山形大生まれのユニークな材料を化粧品や医薬部外品に活用してヘルスケア材料の実用化拠点をめざす計画で、花王で10年研究者を務めた野々村美宗・准教授らを中心に8人のメンバーで始める。
日本経済新聞 地域経済2ページ 2016年6月22日 水曜日