当有機エレクトロニクス研究センターの城戸淳二教授の研究グループは、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子の電極を除くすべてを印刷で製造する技術の開発に成功した。
現行の真空蒸着方式は大量の電力を消費するため製造コストが高かったが、印刷方式を使うことによって、消費電力を100分の1に減らすことが可能になる。また、3年以内に電極も含めすべてを印刷て製造する技術を開発するとしており、真空蒸着装置が不要になるため、生産コストも下がり、低コストで有機ELパネルを量産することができるようになるだろう。
9月11日
日経産業新聞 1面